初めて海外製プラモデルを購入しました。普段はガンプラや日本製のスケールモデルを中心に製作を行っていますが、箱絵に惹かれて衝動買いした次第です。
作るのは、ドイツレベル社製・1/108スケール 「HARBOUR TUG BOAT(ハーバータグボート)」です。
港で大きな船を押して移動させたりするタグボートのプラモデルですね。
今回は、プラモデル製作の前に箱の開封レビューです。製品の外観から、ランナー・説明書などの内容物を見ていきたいと思います。※今回記事では製作までは行いません。次回の記事から製作を行っていきたいと思います。
外観
日本製のプラモデルなら大体の場合、フタ箱(箱絵が描かれてる上箱)と身箱(ランナーが収まっている無地の下箱)が重なった箱が主流ですが、このプラモデルはキャラメル箱式で左右(または上下)に蓋が付いたタイプの箱になっています。
箱の外観はこんな感じです。
箱はかなり薄いです(約4cm程)。タグボート自体、大きな船ではないですしスケールが1/108でも完成品はそこまで大きくなさそうです。
さっそく、開けていきましょう!
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1575-700x442.jpg)
中身
中身はとてもシンプルです。
説明書、(おそらく)注意書きの紙、水転写式デカール、プラモデル本体(ランナー数・8)
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1576.jpg)
箱を開けて、まず初めに驚いたのはやはりプラモデル本体です。
まさかの、全面・赤!!
これは、完全に塗装前提のプラモデルなのでガンプラみたいに色分けされているとは思っていませんでしたが、スケールモデルでも灰色のは見慣れてましたが、赤一色だとは想像していませんでした。
ランナー毎の袋分けではなく、1袋に全てまとめられています。これは気になる人もいるかもしれませんね。取り出すときにパーツが絡まりそうです。
しかし、昨今の流れから言えば過剰包装ではないので良いとも言えます。
他の物も見てみましょう。
説明書
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1581.jpg)
説明書は冊子っぽいですが、特にホッチキスで止められてるわけでなく、見開きの紙が3枚重なってる感じです。
組み立て方は、図解で分かりやすいので、英語が分からなくても組み立て自体は問題なさそうです。
色分け指示のマークもありますし、色の一覧も説明書内にあるので指示通り作っても良いと思いますが、完全にオリジナルの配色で作ってみるのも面白そうです。
今回は、あえて色指示を無視して、個人的に好きな配色で塗装をしてみたいとおもいます。
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1582.jpg)
番号がパーツの番号で、アルファベットが色分け記号です。パーツ数もそこまで多くないです。
全然関係ないですが、なぜかレゴの説明書を見てる気分になりましたw
水転写式デカール
地味に嬉しかったのがコレですね。
紙シールだったり、マーキングシールだったりが多いんですが、水転写式は仕上がりが綺麗になりますし一度貼り慣れてしまえばマーキングシールより思い通りの場所に貼れるようになります。
ランナー
あまり見たことのない、赤色のパーツ・ランナーです。
スケールモデルの殆どがそうですが、塗装前提のキットですね。全部のランナーを並べた写真がこちらです。
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1585.jpg)
艦船モデルと比較してもパーツ数は多くありません。組み立て自体は、そこまで難易度高くなさそうなので少し安心しました。
しかし、塗装にはかなり苦労しそうです。赤いので下地込みのサフをふいて、その上から塗装といった感じでしょうか?
船体は一体形成なので、このキットの中で一番大きなパーツです。一般的な艦船モデルと同様に船体に甲板を載せる方式(というか、この方式しか見た事ない)ですが、きちんとハマるかどうかが肝ですね。(たまに、ハマらず削ったりしないといけない場合もあります。)
あと気になったのは「バリ」です。パーツを形成する際にはみ出したプラスチックが餃子の羽の様にパーツ周りに固まって出来るはみ出した部分ですが、これが結構ありました。
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1588-700x442.jpg)
パーツの周りに羽が生えてますw
これは削って綺麗にしないといけませんね。
![](https://himadog.com/wp-content/uploads/2023/05/DSC_1584-700x442.jpg)
袋の中にもパーツから剥がれたバリが溜まっていました。
パッと見、処理しにくそうなバリは無いように感じました。ひと手間増えますが、これも模型作りの醍醐味?ですかねw
パーツのディテールはロープの造形だったり、窓枠のリベットも確認できるのでエッジングパーツが無くても、それなりの仕上がりになりそうです。もちろんエッジングパーツでディテールアップするのも楽しそうですが、このキットに対応したエッジングパーツってあるんでしょうか?
赤色だと視認しづらいので、サフをふいたらもう少し細かいディテールも分かるようになると思います。(箱絵が赤いタグボートなので、部分塗装でも大丈夫なように赤くしたのでしょうね。)
サフをふいた後の様子は、また別の記事でお伝えしようとおもいます。
まとめ
開封してパーツを見た印象としては、「塗装が大変そう」というのが第1印象でした。
ディテールアップもしたいところですが、1/108スケールとあまり見ないスケールなので、サードパーティ製の市販パーツも無さそうです。(少なくとも私は見つけられませんでした。)
パテや、3Dプリンターで自作も出来る時代なので、チャレンジしてみるのもありかもしれません。
3Dプリンター持ってませんが。。。
さて、次回の記事では、サフ・下地処理と組み立ての一部をお届けしたいと思います。