※ver2.7時点の情報で記載しています。今後、追加情報とうありましたら更新していきます。
まず天空海(テンクウカイ)とは何なのか?
天空海について分かっていることは、そんなに多くありません。
1章5幕で、アールトが溯洄雨の説明をした際、「溯洄雨は天空海から生み出された現象」と語っています。このアールトの見解が正しいとすると、溯洄雨が降っている上空では、天空海が形成されていることが考えられます。
天空海は海蝕現象の一つであり、そして、溯洄雨とセットで現れる現象であるということ。
この2つが天空海で分かっている唯一と言っていい点です。
では、溯洄雨(ソカイアメ)とは?
そもそも溯洄雨とは何なのでしょうか?
溯洄雨は天空海と共に現れ、逆さまの雨となり天へと降り注ぎます。そして溯洄雨に濡れた者に、雨によって記録された幻影を見せる…というのが、溯洄雨のザックリとした説明です。
溯洄雨の状態には3つの段階があります。
1段階目は、普通に上空から地上へ降り注ぐ雨。
2段階目は、空中に静止した状態で漂う「停留」。
3段階目は、地上から上空へと”降る”雨。・・・通常「溯洄雨」というと、この3段階目の状態の事を指すことが多いです。
溯洄雨の実態は、「高密度の反響エナジー」だとアールトは説明しています。
鳴潮世界で反響とは、周波数エナジーの形態の一種で、様々な情報を記録し、時空をも超えて安定して存在できるエナジーだとされています。
つまり、一種の記憶媒体、現実で言うハードディスクやSSD、USBメモリの様なモノです。
そして反響は、過去に起きた出来事、もしかすると別時空(パラレルワールド)や未来で起こる出来事を記録している可能性すらあるかもしれません。
溯洄雨に触れた者は、言わばHDD/SSDに接続された状態で、反響エナジーに記録された情報へのアクセスが可能となり、それらが幻影となって表れているという訳です。
天空海が出現する高度について
これについては、明言はされていませんが推測が出来る文章が存在します。
北落野原のフィールド上で集められるテキストを、今州城の講談師に持っていくことで入手出来る『小型輸送機事故調査報告書』というアイテムに記載があります。
内容はアイテム名の通りで、小型軍用輸送機が墜落事故を起こした際の調査報告書となっています。
要約すると、その輸送機は巡航高度の8,400メートル付近を飛行していました。しばらくして、なぜか巡航高度から逸脱した輸送機は、異常に高度を下げ始め、管制レーダーは4,234メートル付近まで同機を追跡しましたが、信号途絶。後に墜落した残骸が発見されました。
ブラックボックスのデータを解析した所、機体前方の映像に空に逆さまの都市という異常現象が記録されており、進路を見分けることができず墜落したと結論づけられました。おそらく天空海へ誤って侵入し、異常が起きたのだと推測されています。
リナシータのアヴィノレームや、今州の帰来の港でもそうでしたが、海蝕現象の一種として、重力異常が発生している描写が所々見られます。この報告書は天空海も同様に重力異常を発生させる可能性を示唆しており、記載のある「逆さまの都市」は、かつて存在した都市が、天空海に丸ごと飲み込まれた惨状だったのかもしれません。(あるいは、天空海の中に別の文明が存在しているのか…)
天空海侵入後、同機でも重力異常が発生し機体制御を喪失、報告書の文面から察するに、機長はおそらく操縦席から投げ出され、機内の天井に衝突して頭部を強打。操縦することが不可能な状況(死亡または重傷)に陥ったと推測されます。その後、副機長が操縦を引き継ぎ緊急ブレーキを試みた記録があるようですが、結局は墜落し残骸が発見されたという経緯になります。
この軍用輸送機は小型だった事もあり、高度8,400メートルを飛行していました。
現実で言うと、エベレストよりも僅かに低い高度を飛んでいた所で、天空海に遭遇しています。
これから推測できる天空海の発生高度は、中層雲(2,000~7,000m)より上、上層雲(5,000~13,000m)の辺りで形成されるものと考えられます。(※情報がこの1つしか無いので、もっと幅がある可能性はあります。)
現実の大型旅客機は、空気抵抗を抑え燃費を良くする為、高度10,000メートル以上、だいたい高度10,000メートル~12,000メートル辺りを飛行することが一般的です。
当然、天空海の領域へ侵入することになるので、ソラリスで旅客機を飛ばすことはかなり危険な行為になります。
鳴潮世界に於いて、船は頻繁に見かけますが、航空機に関する描写を殆ど見かけません。
天空海による墜落のリスクがかなり高い為、現実の様に気軽に使える移動手段では無くなったものと考えられます。
鳴潮世界の人々は宇宙へも行けないのか?
鳴潮で、たまに「星々の海」という言葉が出てきますが、おそらく宇宙の事を指しているのではと考えています。
ここでは「星々の海」=「宇宙」という仮定を置いて話をしていきますが、鳴潮世界の人々は天空海を始めとした海蝕現象のせいで、ソラリスに閉じ込められているのでしょうか?
ゲームをプレイしていると、夜空には普通に星々を確認することができますし、月も浮かんでいます。(その月の形も、かなり奇妙な描写がされているので気になる所ですが…)
天空海が発生していないタイミングをある程度予測できて、ロケット技術が過去から継承されていれば普通に宇宙へ行くことは可能だと考えます。
テティスが天空海の発生予測も行っており、その予測の正確性は不明ですが、数をこなせば、何回かは成功してもおかしくは無いでしょう。
衛星を飛ばして、宇宙からも悲鳴や天空海を観測できれば、テティスの発生予測も、より強固なものになるのは間違いないはずです。
ですが、あくまで現状(Ver2.6)までのストーリーやテキスト関連を見る限りだと、宇宙へ進出している描写はありません。
ここで相里要を例に挙げますが、彼は星々の海へ行くことを、「僕のやり方で辿り着く」(相里要キャラクターPVより)と、まるで今は手が届かないが何れ達成したい目標といったニュアンスで語っていたり、テティスが地上の信号塔での観測に頼り切ってると言うのが、これまでの表現です。
華胥研究院の首席研究員という立場に就いている相里要ほどの人物であれば、宇宙開拓ミッションを主導していてもおかしくない程の立場です。相里要本人が星々の海へ行きたいと望んでいるので尚更です。
ブラックショアについても、もし衛星で観測を行っていれば、ストーリー中にその話が出てきてもおかしくないタイミングは沢山ありました。
ですが、そういった話は現状ゲーム内では全く登場していません。(まだゲーム内で語るタイミングじゃないだけ、というオチも考えられますが…)
少なくとも現状では、宇宙へ向かうこと、そして無人機や衛星を飛ばす事ですら、容易な事ではなく、かなり困難な状況であることが伺えます。
それが、技術的な要因なのか、天空海などの海蝕現象に阻まれているのか、はたまたその両方であるのかは、現状では明確に出来ません。
ただ、相里要の父親が星々の海へ向かった可能性があることが示唆されている為、必ずしも不可能という訳では無さそうです。(だが相里要の父親が無事に星々の海へ到達できたのかは不明。)
天空海はソラリスのアカシックレコードとなりえるのか?
溯洄雨は過去の出来事(もしかすると別時空や未来の出来事)を情報として内包しています。
それらは、最後どこに行き着くのでしょうか?
鍵となるのは、天空海が現れた場所に、溯洄雨は天に昇って降り注ぐという点です。
つまり、最終的に溯洄雨は「天空海」に溜まると考えるのが自然です。
そう仮定すると、天空海には溯洄雨に記録された情報も全て蓄積されていくことになります。
天空海はソラリスのあらゆる情報を記録したデータベースとなる訳です。
であれば、その天空海へ何等かの方法でアクセスすることが出来れば……ソラリスの全ての情報という、”途轍もない量の知識”という力を手にする事になるでしょう。
さて現実には、アカシックレコードという概念(オカルト/都市伝説)があります。宇宙の全ての情報を記録したある種の図書館的な存在があるのではないかという概念です。
天空海の状況は、規模こそ宇宙規模ではなくソラリス限定ですが、アカシックレコードと非常によく似ています。
これは特に根拠も無いただの妄想ですが……セブンヒルズ編で登場した「諭しの女」。彼女たちは、共鳴能力により無意識的に天空海のアカシックレコードへアクセスし、過去の記録からの未来予測、もしくは記録された未来を垣間見ているのではないでしょうか?
本や映画、マンガでは、たびたびアカシックレコードから強大な知識という力を手に入れる描写があります。もし本当に天空海がアカシックレコード的な側面を持っていて、それが残星組織の手に渡ったとしたら……ろくでもない事になるのは、簡単に想像できますね。
天空海は電気羊の夢を見るか?
溯洄雨という反響エナジーには、ソラリスで生きてきた人々の意識も記録するとされています。
ゲーム内でも、反響エナジーに記録された人々の意識と交流する場面が描かれおり、
漂泊者は、「周波数が充分に集まっている場所では、反響が意識をもって存在している可能性もある。」「彼らは言葉を聞いたり、感じたりしているかもしれない。」(2章4幕・カルテジアとの会話にて)と、語っています。
これまで、天空海はソラリス中の情報を記録した巨大なデータベース、アカシックレコードなのではないかという推測をしてきました。
反響が意識を持つ場所として、天空海という反響エナジーの塊は、まさに絶好の場所です。
反響エナジーに記録された数多の意識が、混ざり、溶け合って、天空海内部で1つの大きな集合意識となっている可能性は十分に考えられます。
では、この集合意識の中に、強大なカリスマ性・力を持った”個”の意識が存在したとしたらどうでしょうか?
結論を言うと、集合意識を強大な個の力で、操り、先導/扇動することは十分に可能です。現実の指導者や思想家、宗教なども同じような側面を持っています。
天空海には意思といえるものが存在するのでしょうか?
可能性があるとすれば「謎の女性」です。ゲームの冒頭と1章5幕でのホログラムでしか登場していない彼女が、悲鳴や天空海と密接な関係がある可能性はかなり高いのではないかと、私は考えています。
そんな天空海から現れた漂泊者は一体”何”なのか?
ゲーム冒頭、漂泊者は謎の女性に突き飛ばされ、(おそらく)天空海から顔を出します。
漂泊者は天空海のその先、または内部に存在していたことになります。
この点から、漂泊者が何者なのか?いくつか可能性を挙げてみようと思います。
1:天空海の意識を集合または代表する存在
2:謎の女性がソラリスに干渉する為に作り出した(アンドロイド的な)反響エナジーの塊
3:ソラリスにかつて存在した人物の記録が実体化した者
4:ただ長生きな人
etc…
まぁ、4については半分ネタですが、どれをとっても普通の存在では無いことは疑いようは無いでしょう。
漂泊者はソラリスの過去において、数万年単位で記録に登場しています。それが同一人物・同一個体なのか、同じ容姿の別個体なのか・・・まだ、確定できる情報はありません。
それが明かされた時、鳴潮の物語としてまた1歩先に進むのではないかと思います。

